卓球のプライベート(マンツーマン)レッスンを受けてみました。1時間みっちり、基礎となる身体の使い方、動き方、スイングの軌道を再確認することができました。
タブレットを持参して1時間まるまるレクチャーの様子を動画で撮っておき、帰宅してから見直しました。動画の最初の10分と終わりの10分ではラケットの動かし方がまるで変わり、改善していることがわかりました。
卓球を長く続けるなら、一度プライベートレッスンを試してみることをおすすめします。私ももっと早い時期に試してみればよかったです。
費用面もあるので定期的には無理でも、一度だけでも数ヶ月に一度でも、それは個々の価値観で試してみればいいと思います。
プロの指導を受けてわかったこと、改善できたことをお伝えしていきます。
フォア打ち ヒザの入れ方
以前からテーマにしている「腰をまわす」「腰を入れて打つ」に関するフォア打ちの基礎となる部分です。
まず股関節(例えるならコマネチ)を意識して前傾姿勢で構えます。
肩幅くらい両足のスタンスをとり、下半身の土台をつくります。
爪先立ちというよりは足の指をまるめて地面をつかむイメージで接地(スタンバイ)するそうです。
左ヒザをバックスイング方向に回し、打球のインパクトで右ヒザをふり抜く方に向けます。この時、グッと腰を入れるようにスイングします。(右利きのフォア打ちの例。左利きなら逆のヒザになります)
インストラクターが「左ヒザをこっち(右)に向けてバックスイングして、打球時に今度はこっち(左)へ向けて打つ」と説明しました。
私は「ヒザ 股関節 腰」の使い方について混乱してきたので指導者に質問しました。
「ヒザの向きを変えるとつま先の向きも動いてしまいますがいいんですか?」
「動いていいんです」とインストラクターは答えました。
とにかくまずは「ヒザを入れて打つイメージ」を持ちつつ、卓球の基本となる下半身の使い方を身につけていきます。
指導者に「今日は腕よりもヒザを意識して打球しましょう」とアドバイス頂きました。
ヒザを入れて腰がまわってくれば自然とラケットを理想的なかたちで振れるようになってくるそうです。
プロによるアドバイス
修正ポイントをいくつか指摘されたので忘れないようにまとめておきます。
私だけではなく他の人にも当てはまりそうなことばかりなのでチェックしてみてください。
ラケット先の軌道
私は根本的にラケットの振り方、軌道を勘違いしてました。
ラケット先の軌道(きどう)は、円をえがくように動かします。私はカーブを描かずに平行にラケットを振っていた気がします。
誤:直線軌道
正:カーブする
打球ごとに立ち位置を調整
卓球のプロや上級者は毎回打球するたびにわずかに跳ねて立ち位置を調整しているそうです。
私は以前から映像で伊藤美誠選手の足の動きがバンビが跳ねているようだなぁと思って見ていました。
小さくはねて微調整しながら時には大きく遠くへ移動するというフットワークを繰り返し実現しているわけです。
立ち位置とは、自分と卓球台との距離、足のスタンスの戻り、次の打球への準備を意味します。
▪踏み込んで打球した後、卓球台に近づいたままにならないように適宜距離をとります。
▪ネット際の球を打つ時に右足を踏み込むかたちになるので、打球後すばやく卓球台から下がります。
ななめのフットワーク
卓球のフットワークを覚えるために行った練習の一つです。
[球出しの順番]
①フォア前のツッツキ
②バック深いツッツキ
③バック台から下がって返球
④フォア前の浮き球をスマッシュ
上記のフットワーク練習をした際に私がインストラクターに注意されたのは「打球位置までななめにフットワークすること」でした。
誤:横移動してから前に行く
正:ななめにフットワーク
卓球台に対して「ハ」の字の動きをイメージして、ななめに移動できるようになりましょう。
前後・左右のフットワークのみならず、ななめのフットワークを駆使して打球ポイントまで的確に入ることが理想です。
ラケットはふり抜く
「フォアハンドが振れてない」
私のフォア打ちはパコっと当てるだけの打球になっているように見えます。
途中でラケットが止まってしまっているのでラケットをふり抜きます。
ラケットの先端がネット側に向いた後に左を向くぐらいの流れ(いきおい)が必要と指導を受けました。
インパクト時に気持ちラケットを持つ手首は右から左へグリップを操作します。
右から左と言うより時計に例えるなら3時から9時方向へグリップをわずかに入れるイメージです。
片面ペンのバックショート
片面ペンのバックショートを打球する人は少数派になっていますね。
私は中ペンで現在は片面しか使っていません。
私は当てているだけになってしまい、球を押し出せていないという悩みを抱えています。
▪身体に近すぎる位置で打球しており、つまっている
▪もっと前にラケットを持って行き、後ろにひいてから前に押し出す
▪ラケットを振ろうとせずに素直に前に送り出す
▪人差し指がグリップに巻き付き過ぎ(指をまげずにラバーに添わせる)
▪ラケットの位置が高すぎるので台に近づけて低く構える
▪フォア打ちとは異なり腰はまわすと言うより固定して打つ
▪おへソよりも右側で打球
私の場合、バックもフォア打ちもワキがしまりすぎでヒジがきゅうくつになっているので、もっとゆったりスイングした方がよいとのことでした。
ツッツキ
下回転のボールを返球する際に、私は切ろうとし過ぎているので「そっとやさしく送り出す」ようなボールタッチでスイングするようにアドバイスされました。
ただし低く返球することが大事で、相手にとってチャンスボールにならないように気をつけましょう。
まとめ
優秀なインストラクターだったこともあり、マンツーマンの卓球レッスンはとても有意義でした。
そう言えば、お試しキャンペーンの無料マンツーマンレッスンをタクティブで一度受けたことがあったのを思い出しました。
自分のタブレット(スマホ)で動画を撮らずに、スクールのタブレットで数分録画してその場で見ただけだったのでレッスンの効果を感じることができずにそのまま忘れていました。
指導者に指摘された内容を繰り返し復習して身につけていきたいです。
冒頭にもお伝えしましたがフォア打ちのスイングがレッスンの前と後では改善し、ラケットをふり抜けるように変わりました。
教わったことを忘れないように定着させるべく練習していきます。
[ヒザか?股関節か?下半身の使い方]
「腰をまわす 腰を使って 打つ」を理解する