2023年12月10日更新
卓球の練習をしている人なら「腰をまわして(使って)打つ」ように日々指導されているはずです。ところが本当の意味で「腰をまわす」やり方を理解するのは簡単ではありません。
この記事の公開後、さらなる気付きを得て「ヒザではなく股関節を使うと腰がまわる」=「腰を使って打てる」という理解を深めました。
以下の記事は身体の使い方を理解するまでの途中段階の見解です。
私を含めて卓球初級者や初中級者にわかりやすく言葉にするなら
「左ヒザを下げて腰をまわして」バックスイングをとるということでした!
卓球上級者が言う「腰をまわす」とは…
「利き足にためを作るために腰をまわしてバックスイングをする際にもう一方の足(ヒザ)をテイクバックの引き手と連動させることで肩もともない体幹(軸)で打球できる」という意味だったのです!
とにかく左足の使い方こそが肝でした。(右利きでフォア打ちする場合)
卓球の基礎の部分ですが、このポイントをわかっていない人(初級者)は多いです。
さらに詳しく検証していきます。
わかる日がくる
最近、私が実感しているのは、インストラクターのアドバイスを理解して自分で再現できるかどうかは、習い手の習得段階で変わってくるということです。
同じ説明を受けたとしてもプレイヤーが理解できる段階に至っているかどうか?
卓球というスポーツは打球する際、瞬時に同時に複数の関節や筋肉を使いながら、繊細で複雑な動きを要求されます。
あの軽くて小さなピンポン玉に回転をかけたり、強打して卓球台におさめるには、ラケット面やらグリップやら、体重移動…もろもろ多くの技能が必要なんです。
いっぺんにあらゆる技術を習得することはできませんが、ひとつひとつ練習をつみ重ねていくうちに身につけていくことはできます。
卓球の初心者が練習を続け、初級者、中級者へとレベルアップしていきます。
そこで初めは聞いてもピンとこなかったアドバイスが、ある日「ひょっとして、こういうことだったのか!」とわかる日が来るということなんです。
そこで大切なのは要点をついたアドバイスを繰り返してもらうことです。
習い手の私としては「腰をまわす」ではなく「左ヒザを下げて腰をまわす」と説明してもらった方がわかりやすかったです。
「腰をまわす」の勘違い
卓球の技術の習得を目指している人で、私と同じように「腰をまわす」を勘違いしている人、わかっていない人は少なくないようです。
けっこう前に私が「卓球 腰をまわす」で検索した時に出会った記事の中にも「腰を使って打つ真意」を理解するまでのかっとうが表現されていました。
動画付きで解説してくれているのにもかかわらず、私はその記事を読んだ時に「腰をまわす」を理解することはできませんでした。
やはり聞き手側の状態によって、アドバイスがささるか?ささらないか?差が出てしまうんですね。
左足の動きが肝
私は右利きなのでフォアハンド(ドライブ)のバックスイングで腰をまわす際には、左足を右手のテイクバックと連動させます。
連動させるとは、バックスイング時に体幹を軸として時計回りに腕を引いて、左ヒザも同じように時計回りに引き寄せてタメを作ります。
左ヒザもテイクバックをとるということになるのですが、左ヒザが右ヒザの方に向くカタチになり、左足のつま先も連動して少し右向きになりますし、左足のカカトは床から少し離れて浮きます。
卓球の「腰をまわす」、「腰を使う」とは一言では表現できないくらい複雑な内容で上記のような長い説明が必要です。
プロに再確認 完了
私は有段者が指導する卓球スクールに通って2年がたちました。
なかなか「腰をまわす」が理解できずに何年もたってしまいました。
ようやく「腰をまわす」の真意がわかったので、インストラクターに自分の動きを見てもらい確認しました。
「やっとわかったんですけど、腰をまわすってこういうことですか?」
=目の前で左足の使い方を意識して腰をまわして、ゆっくり素振り
「そういうことです!」
まとめ
正しい方法をわかりやすく伝えるのは、むずかしいことですね。
言葉(アドバイス)がしみる(ささる)段階にもっていくべく、課題に取り組めたらいいですね。
もし今日明日ではアドバイスが有効でなかったとしても、わかる日が来ます。
繰り返し復習することで習得できることを知りました。これからも自分のペースで進んでいきます。
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