卓球のススメ

初級者から中上級者に進むために

回転をかけることで卓球は何倍も楽しくなる

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卓球は日本ではわりと身近なスポーツですよね。体育の時間や娯楽施設など、どこかしらで卓球をやったことのある人が多いのではないでしょうか。

卓球はボールが小さく、返球までのタイミングが早いこともあり、慣れるまではラケットに当てて返すので精一杯ですよね。

実は卓球の面白さは「ボールに回転をかけること」で何倍にも広がります。
ピンポン球は近年、素材とサイズが変更されて現在は直径40mm、重量2.7gのプラスチック製ボールが使用されています。

3g未満の非常に軽いボールゆえに、ラケット面のラバーでこすって回転をかけることができるのです。

ぱっと見ではわからない「卓球の回転」について、未経験者や初心者の方へ解説していきます。

卓球の技は回転にあり

ボクシングに並んで卓球は動体視力が追求されるスポーツです。

ピンポン球は真っ白ではなく、メーカー名等が1ヶ所にプリントされています。
ボールに回転がかかっていると、プリント箇所がグルグルと回っているのが見えるのです。

ニッタクスリースター球
公式球にはプリントがあります

とは言えプロの選手ならともかく、一般の人がラリー中に肉眼で卓球のボールの回転を見極めるのは非常に難しいです。

上級者にはどこまでボールの動きが見えているのか定かではありませんが、相手の動きから判断したり、予測も加えて回転を読んでいるということです。

球に回転をかける

卓球ではサーブを出す時、レシーブをする時、あらゆる回転を使い分けることが可能です。
上・下・横回転をかけたり、回転を混ぜたり、回転に強弱をつけたり、あるいは無回転(ナックル)も使います。

卓球の打球方法に関しては、当てる、はじく、切る、こする、押す等、実に多くの打ち方があるんです。

その中でも「切る、こする」というボールに回転をかける技術の習得は特に難しいです。例え、やり方が頭でわかったとしても実際にやってみると、なかなかできないんです。

卓球初心者が初めに挑戦する回転系の技術は「下回転サーブを出す」ことです。

私はちゃんとした下回転サーブが出せるまでに何年もかかりました。
下回転ぎみのサーブは出せても、充分にボールに回転をかけられるようになるまでには時間がかかります。

私の場合、コツがわからないまま、何となくやっていて習得するまで期間がかかりました。
やはり始めが肝心で正しいやり方を知ることが大切です。打球時のインパクトの瞬間のグリップや手首の使い方を意識して実践すれば短期間の習得も可能です。

めちゃくちゃ回転がかかっているボールの状態を卓球経験者は「ぶちギレ」と言います。
ぶちギレのボールがネットに当たるとシュルシュルと音が聞こえてきますよ。

擦ることで安定する

卓球はサービス(サーブ)で回転を使い分けることで多様な攻撃パターンを展開します。

回転を使い分けるまでになるには回転の種類ごとにやり方を覚える必要があり、たくさんの練習が必要です。

ただ卓球初心者にとって「ボールを擦る、こする」意識を持つことが非常に重要です。

卓球のラバー面での接触イメージ
ラバーと球の接触を長くする

サーブだけではなくレシーブの時にも、ラバーでボールをこすることでコントロール性能が上がります。

どういうことかと言うと、一瞬当てるだけよりも擦った方が長い時間ボールに影響力を与えられます。ラバーへの球の当て方は、点ではなく線でとらえるイメージです。

打球方法としては、当てるだけではラケット面次第であちこちにボールがとんでいきやすいです。
こする打ち方でボールをとらえると返球の安定性が増します。

卓球では下回転のボールに対して「ツッツキ」や「ドライブ」と呼ばれる打球方法があります。

ツッツキは、ラケット面をほぼ上向きにしてボールをこするので比較的習得しやすいです。

一方ドライブは、ラケット面をかなり下向きにしてボールをこするので難しい技と言えます。ドライブができるようになるまで何年もかかる人も少なくないです。

ドライブの習得には時間がかかるので長い目で見て練習を重ねていきましょう。
私もまだちゃんとドライブができないです。

ドライブはさておき、レシーブ時にはボールをこすってコントロールする意識を持つことが大切です。

わざとナックル(無回転)ボールを送るという戦術もありますが、「ボールを擦る(こする)感覚」を身につけることは卓球において非常に重要です。

まとめ

ボールに回転をかけることで卓球は何倍も楽しくなります。
サーブのみならずレシーブにおいても、ボールに回転をあたえることで変化に富んだプレイができます。つまり強くなれます。

球に回転をかける方法は、打球時にラバーでボールをこすります。
打球のインパクトの瞬間のグリップやスイングのやり方で回転量を増やすことができます。

ボールをこする感覚を身につけるには、コツや練習量が鍵になります。

卓球経験者や指導者でも意外と「こすって打つ」ことを最初に教えてくれなかったりします。いきなりできるわけではありませんが、前提知識として必要なことです。

これから卓球を始める方や初心者の方には「球を擦る意識」をはじめから念頭に置いて取り組んでほしいです。なぜなら上達への近道だからです。

私は初中級レベルで技術の習得がまだまだの段階なので練習を続けていきます。できるようになった技術については今後わかりやすくお伝えしていきます。



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