卓球の習得レベルが初級者から中級者に進んでいくにしたがって、「手でボールを追うのではなく下半身でボールをとらえる」ことに意識が働くようになります。
フォアハンドは利き手側のヒザ、バックハンドはオヘソのあたりでボールをとらえて打球するイメージです。
自分から遠い位置のボールを打つ時に足よりも手が伸びてしまっている状況におちいっているなら、フットワークの改善が必要です。
とっさに足が動くように、フットワーク術を自分に浸透させたいと思い立ち、インストラクターに足の動かし方を再確認しました。
フットワーク(歩幅)は細かく
私は「卓球の正しい足の動かし方を確認したい」と思い立ちました。
フットワークに自信がない人は今一度、上級者に指導してもらいましょう。
インストラクターにお手本を見せてもらいました。見て再現しようとしてもスンナリできません。
実は細かい足さばき「トトン トトン トトン…」というようにフットワークをきざむのが正解ということがわかりました。
知らないというのはおそろしいことです。私のこれまでの歩幅は一歩が大き過ぎました。
自分でも正しいフットワークができていないことは、うすうすわかっていました。
![ミズノ製卓球シューズ](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/midoer/20240518/20240518214519.jpg)
無意識に正しく足が動くようになるまで繰り返し確認して、覚えていくしかありません。
フットワークを復習するために参考になった記事(外部サイト)
一歩動、二歩動、三歩動 – 卓球技術指導論
常に微調整
トップ選手はスタンスや卓球台との距離を適切に保つために、打球ごとに毎回小さなステップをふむことで微調整しているそうです。
確かに伊藤美誠選手の下半身(足)の使い方に注目すると「まるでバンビがはねるような動き」をしていることが見て取れます。
一番わかりやすい例が、トップ選手のサービス時の動きです。
卓球台に張り付くように構えて、サーブを出した瞬間に両足でジャンプして台から離れて向き直るような動作をしていますよね。
常に細かな足さばきで微調整しつつ、正しく打球点をとらえるのが理想的です。
手ではなく足を動かす
「手ではなく足(下半身)でボールをとらえること」の重要性を頭ではわかっているのに行動がともなわないから困ってしまいます。
卓球の指導者に「足だ。足。足が動いてない」と指摘される場面は、自分も含めてよくあるのではないでしょうか。
ネット際のぶちギレの下回転を返球するには、足を台の下に踏み出してラケットと顔を打球点に近づける必要があります。手だけを伸ばして打とうとすれば、ネットミスにつながります。
サイドラインを切るような遠い位置のボールを返球するには、素早いフットワークで打球位置まで移動する必要があります。
蹴ることから始まる
足を出すということは、踏み出す足に意識がいきがちです。
でも実は地面を蹴ることがフットワークの始まりなんです。
どういうことかと言うと、右側に大きく動く必要がある時は左足を蹴ることで右足が踏み出せてフットワークできるということです。
逆に左側にフットワークしたい時は、右足を蹴り出すことから始まります。
そして右利きであれば、フォアハンドの打球時(直後)には右足が前に出ているのが正しい動きです。
左利きなら左足が出ます。
ということは、打球位置まで左足と右足をバランスよく使って移動して、利き足で踏み込んで打球するのが理想的な流れです。
まとめ
卓球の初中級者は、とかく手(スイング)に意識がいきがちですが重要なのは下半身の使い方です。
今回は特に足(フットワーク)に着目しました。
「細かくステップをふむ」ことは、常に適切な打球点をとらえる ために必要な動きということがわかりました。
細かなステップをふむことで常に足が動いているような状態になります。
例えるならボクシングのフットワークにやや似ています。
足でボールをとらえる。打球位置を適切に調整するフットワーク(ステップワーク)を身につけるべく練習を重ねていきます。
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